【2024年最新版】ベトナムのリスティング広告完全ガイド|基本の仕組みや費用・やり方まで解説

この記事では、【2024年最新版】ベトナムのリスティング広告完全ガイド|基本の仕組みや費用・やり方まで解説いたします。

リスティング広告とは、検索連動型広告を指します。

この記事では、ベトナムでリスティング広告を配信する上で抑えておきたい点や基礎知識について解説していきます。

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この記事の筆者

Yudai Murata

ベトナムにて大手日系企業・ナショナルクライアントのWEB広告運用案件を複数担当

青山学院大学卒業後、株式会社sizebookにてEC・美容業界、人材・消費財・飲料品メーカーなどのWEB広告運用・フロント業務を2年間担当。

その後、ADKホールディングスに転職、ベトナムオフィスに駐在。

日系企業・外資系企業のフロント(営業)とWEB広告運用を中心にナショナルクライアントのプロジェクトマネジメント、チームマネジメントを担当。
月間の広告運用額は5万円〜1億円まで幅広く経験。

ADKを退職し独立、Mirai Digitalを創業。


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リスティング広告とは

リスティング広告とは、WEB広告の1種でGoogleやYahooなどの検索画面の上部に表示されているテキスト広告です。SEM(Search Engine Marketing)と呼ばれることや検索連動型広告と呼ばれることもあります。

課金される仕組みは、表示回数ではなくクリックを1回されるたびに課金されます。

リスティング広告検索結果

ユーザーが検索した検索語句に関連する商品やサービスが赤枠の検索枠に表示され、興味・関心が高いユーザーへアプローチしやすいことが最大の特徴です。

上の画像のように「リスティング広告」と検索した場合には赤枠部分のような「リスティング広告」に関連性が高い広告が表示されるようになります。

検索結果(オーガニック検索)はこの赤枠の下に表示され、これらのオーガニック検索結果と区別するために、広告上部に「スポンサー」という表示がついていることが分かります。

Google検索広告の場合は、上部に4枠まで広告掲載がされる可能性があり、これらの表示の仕組みは品質スコアやCPC(入札単価)が関係しています。こちらは別の記事で改めてご紹介いたします。

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ベトナムのリスティング広告の特徴

ここからはベトナムでのリスティング広告の特徴をご紹介いたします。

前提としてリスティング広告の設定や仕組みは日本とベトナムも同じです。

ベトナムの広告市場は右肩上がり
引用:Statista Market Insights

ベトナムのWEB広告市場は右肩上がりであり、今後も人口増加とともに市場も拡大していきます。

リスティング広告(SEM領域)も同様で、上図の水色(Search Advertising)のグラフからも分かるように、今後も拡大傾向です。

2024年は日本円で換算するとSEM市場は750億円前後であり、2025年には900億円規模まで拡大していくことが分かります。

リスティング広告は、特定のキーワードが検索された際に広告を表示させることが可能です。

渋谷で英会話スクールを運営している企業の場合、検索キーワードに「渋谷 英会話」「渋谷 英会話 体験」などのキーワードを設定しておくことで、渋谷で英会話スクールを探している・興味関心があるユーザーに広告配信をすることが可能です。

リスティング広告では、魅力的な広告文を作成し、ユーザーのクリック率をあげることが重要になってきます。

広告文とは主に「見出し」と「説明文」から構成されるもので、これらは定期的に入れ替えや刷新することが重要になります。

リスティング広告で、実際に費用が発生するのはクリックされた時に初めて課金されます。

この課金形態はたまに誤解されがちで、広告が表示された段階では広告費用が発生しないため、クリックされなければ課金はされません。

広告1クリックあたりで課金される形態であり、クリック単価というものが存在します。

このクリック単価を決める方法は、広告主の広告のオークション形式になっていて、人気の検索キーワードはクリック単価が高騰する傾向にあり、これらのクリック単価は日々変動します。

リスティング広告で使用する基本用語

ここでは、リスティング広告を運用していく上で必要な基本的な専門用語をご紹介いたします。 それぞれ、管理画面上で見ることができて現状の広告成果を分析する上で重要な指標となるので、理解しておきましょう。

■表示回数(Impression)
→広告が表示された回数のことを指します。リスティング広告においては、検索結果画面に表示された回数が表示回数として計算されます。

クリック数
→広告がクリックされた回数のことです。

クリック率(CTR)
→広告が表示された回数に対して、クリックされた割合のことを表します。

クリック単価(CPC)
→1クリックあたりの単価を表します。クリッなんの単価を抑えられると、効率よくリスティング広告を進められることができます。

CPC = 配信コスト ÷ クリック数

コンバージョン数(CV)
→リスティング広告で目標としているゴール・成果のことを指します。具体的には、お問い合わせ、資料ダウンロード、無料トライアル申し込み、電話、フォーム送信などが挙げられます。

コンバージョン率(CVR)
→広告がクリックされた回数に対して、コンバージョンが発生した割合のことを指します。CVRを算出する計算式は下記になります。

CVR = CV数 ÷ クリック数

獲得単価(CPA)
→1件のコンバージョン(CV)を獲得するのにかかった費用のことです。CPAの計算式は以下になります。


リスティング広告を進める中で、広告の費用対効果をみることも重要であり、その指標はROASやROIといった指標で広告成果を判断することもできます。

ベトナムでリスティング広告掲載ができる媒体

リスティング広告の配信ができる媒体についてご紹介いたします。まず日本の場合は「Google」「Yahoo」「Microsft」この3つが主要なリスティング広告におすすめな媒体です。

より詳しく見ていくと、それぞれの媒体の特徴やターゲティング方法などが異なるため、商品・サービス、ペルソナに最適な媒体を選ぶことが重要です。

ベトナムのリスティング広告であれば、「Google」or「Microsoft」が配信可能ですが、Googleで配信することがおすすめです。

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リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットをここではご紹介いたします。具体的には、下記の5つになります。

  1. 確度が高い特定のキーワードを入札できる
  2. 購入意欲の高いユーザーに配信ができる
  3. 短期間で集客が可能(即効性)
  4. 低予算で始められる
  5. PDCAサイクルを回しやすい(数値の分析・改善が可能)

それぞれ具体的に見ていきます。

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リスティング広告の最大のメリットは、特定の検索キーワードに対して入札をすることができます。

例えば「渋谷 英会話」という検索語句を検索された際に、広告を表示させたい場合には「渋谷 英会話」の検索キーワードに対して入札をすることができます。

この検索キーワードのタイプは「完全一致」「フレーズ一致」「インテントマッチ」の3種類があります。配信したいキーワードに絞り広告配信をすることができるので、広告の費用対効果はオフライン広告も良いことも事実です。

リスティング広告は、商品やサービスに興味・関心がある人にターゲットを絞り、配信することができます。

リスティング広告では詳細なターゲティング設定も可能であり、リターゲティング広告も設定することができます。

年齢や性別、住居・職業などの基本情報でのターゲティングや、地域のターゲティング・デバイスのターゲティングなど、サービス・商品のターゲットに合わせて配信が可能です。

リスティング広告と比較されるものがSEO(Search Engine Optimization)です。SEOの場合、クリックされることで費用はかかりませんが、SEO集客・対策の効果が現れるまでに6ヶ月〜1年ほどかかるため、短期間の施策としては向きません。

一方で、リスティング広告の場合は早い場合には1ヶ月で成果に繋がることもあるので、SEOと比較すると短期間での集客が見込めます。

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リスティング広告のメリットの1つに低予算で広告配信をできることが挙げられます。日予算5000円から1万円の配信予算、かつテスト期間を設けてテストを行うことも可能です。

リスティング広告の広告予算を自由に設定・調整できることが大きなメリットの1つです。1日単位でも月単位でも設定が可能です。

また、途中での予算変更が柔軟に対応できる点もリスティング広告・WEB広告の大きなメリットになります。

リスティング広告は、PDCAサイクルを高速に回す(現状の分析と改善を実行できる)ことができる点もメリットです。

広告の配信結果をリアルタイムで追うことができ、週単位や月単位で現状の分析と課題を見つけ、改善施策を実行することが可能です。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告のデメリットをここではご紹介いたします。具体的には、下記の2つになります。

  1. 特定のキーワードによってはCPC(クリック単価)が高い
  2. 潜在層へのアプローチは難しい

それぞれ具体的に見ていきます。

リスティング広告を配信する際には、配信する(入札する)キーワードを設定できますが、キーワードによってはクリック単価が高くなる可能性もあります。

競合が多いキーワードや、お問い合わせ・購入に繋がりやすいキーワードはクリック単価が高騰する傾向にあり、これらのキーワードを入札する際には注意が必要です。

事前にキーワードプランナーを用いて、おおよそのクリック単価を調べることも可能です。

リスティング広告のデメリットの1つは、潜在層へのアプローチには向かないことです。潜在層へのアプローチとは、今すぐに購入・利用を検討していないが、いずれ顧客になるユーザーのことを指します。

潜在層に対して、ニーズを想起させる施策はSEO対策の方が向いている傾向にあります。

また、リスティング広告は認知度向けの施策としては最適とも言い難いため、その場合にはディスプレイ広告やYouTube広告、Facebook広告を検討してみてください。

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リスティング広告で成果を上げる方法

次にリスティング広告で成果を上げるために、重要なポイントや具体的な方法を解説していきます。

  1. ユーザーを惹きつける広告文の作成
  2. 検索キーワードの精査(競合の分析)
  3. 検索語句の精査・除外対応
  4. 予算管理・入札戦略をチューニングする

それぞれ詳しく解説していきます。

ユーザーがクリックしたくなるような広告文を作成することがまず重要です。

広告が表示されてから、webサイトに流入するためにはクリックされる必要があります。このクリックされること・クリック率を高めることが重要です。

簡潔な表現で、分かりやすい広告文・見出し・説明文を作成することを意識しましょう。また、作成して終わりではなく、期間を決めて定期的に変更しながらクリック率、ユーザーからの反応を見てみましょう。

ユーザーが検索する際の検索語句の中には、自社が求めているコンバージョンに対して成果の見込めないキーワードが含まれているケースが多くあります。

例えば、歯科クリニックのリスティング広告の場合を考えると、「歯科 おすすめ」や「歯科 近場」などのキーワードは問い合わせに繋がる可能性は高いですが、「歯科 痛い」などのキーワードは問い合わせからは遠ざかります。

このように、商品・サービスのネガティブ系のキーワードは除外しておくことがおすすめです。

ここで改めて、検索キーワードと検索語句の違いについて解説します。

言葉自体は似ていますが、それぞれ異なる定義でありリスティング広告で重要な定義となります。

✔️検索キーワード
→リスティング広告で、広告を表示させたい(入札を行いたい)キーワードを「検索キーワード」と言います。広告運用者が検索キーワード入札の設定を行います。

✔️検索語句(クエリ)
→検索語句とは、ユーザーがGoogleやYahooなどの検索窓に実際打ち込んだ語句のことを指します。

事前に設定できる検索キーワードの中で、特定のキーワードで広告を表示しない「除外キーワード」設定がコンバージョン単価(CPA)を改善する上で重要な対策の1つになってきます。

どの範囲のキーワードまで除外対応を行うべきかについては、実際に配信していく中で調整することが可能です。

リスティング広告に限らず、全てのWEB広告に当てはまることではありますが、広告配信のタイミングやスケジュールには注意が必要です。

例えば、屋根修理の広告配信をする場合を想定します。

この場合、屋根修理を依頼するユーザーは基本的に朝の9時前後〜夜の7時前後の間に問い合わせをすることが考えられます。24時間配信の設定をした場合に、昼前には日予算上限まで予算を消化してしまっていた、、というケースも発生する可能性があります。

これは配信時間だけでなく、年齢・地域・性別・デバイスなどにも同じことが言えます。

自社で獲得していきたいターゲットが検索市場の中でどのような動きをしているのかを把握し、それに対して限りある予算を適切に使う設計を行っていきましょう。

リスティング広告を配信するまでの流れは、大きく分けて下記の4ステップになります。

ベトナムでリスティング広告配信の始め方

WEB広告は広告配信をONに設定した後に、媒体の「広告審査」が入ります。この広告審査は約1~2日間前後で配信開始が可能です。

最短で1~2日間で配信開始はできるものの、競合調査・配信設計やキーワード設計が重要になってきます。

リスティング広告で成果を出すためには、アカウント設計・広告文・キーワードの選定・設定コンバージョンの計測設計などを思考する工程に時間をかけましょう。

また、広告文の設定やコンバージョン測定の設定はミスが起こりやすいところなので、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

目標設定・媒体選定

リスティング広告を始める前に、目標と媒体を選定・決定することが重要です。

よくある例として、「目標=コンバージョン数(CV)」としてコンバージョンの件数コンバージョン単価(CPA)を設定することが多いです。

また、ベトナムでのリスティング広告であれば、配信媒体はGoogleが最優先です。

配信金額が大きい場合や、Google上での予算的・インプレッション的な上限が見えてきた場合には、Microsoft広告を検討してみましょう。

検索キーワードとは、ユーザーがどのような検索キーワードで検索した際に、広告を表示させるか決定するという、非常に重要な設定になります。

事前にExcelやスプレッドシートにて、コンバージョンを狙うキーワードの抜け漏れがないように設計する必要があります。

1つの例として、「指名キーワード(Brands Keyword)」「一般キーワード(Generic Keyword)」を弊社では設定することが多いです。

またキーワードタイプは「完全一致」「フレーズ一致」「インテントマッチ」の3つがあります。それぞれの特徴や設定する基準が重要なため、それぞれのキーワードとユーザー心理・行動に対する理解が必要です。

例えば、「一人旅 温泉」という検索キーワードを設定した場合には下記のように検索キーワードのタイプによって広告表示が異なります。

キーワード広告が表示される検索語句
完全一致一人旅 温泉
フレーズ一致一人旅 温泉
ひとり旅 温泉 おすすめ
インテントマッチ一人旅 温泉
ひとり旅 温泉 おすすめ
大宮から電車で行ける温泉
湯治の宿
傷心 旅行 一人旅
リフレッシュ旅行 おすすめ
デトックス 温泉
引用:Google広告ヘルプ
キャンペーン・広告グループの設計
まとめ

ベトナムのWEB広告を始める際には、リスティング広告がまず最優先の施策になることが多いです。

リスティング広告では、

Mirai Digitalは、WEB広告運用・WEBマーケティング・SNS運用などWEB領域において幅広く対応可能です。

LINEからのご相談、または下のお問い合わせフォームからご相談お待ちしております。

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