【2024年最新版】WEB広告運用のおすすめ不正クリック対策ツール4選
この記事では【2024年最新版】WEB広告運用のおすすめ不正クリック対策ツール4選をご紹介いたします。
WEB広告配信を行いながら、成果に繋がらない無駄な広告費用をカットすることで、広告費用対効果を改善していきます。これがWEB広告運用のPDCAになります。
その中で重要な点は「不正クリック」や「アドフラウド」の対策になります。
この記事では「不正クリック」や「アドフラウド」の具体的な対策と共に、WEB広告運用で必須のツールである「不正クリック対策ツール」をご紹介いたします。
この記事の筆者
Yudai Murata
EC・クリニック・緊急系サービス・ジム・人材などのWEB広告運用案件を複数担当
青山学院大学卒業後、株式会社sizebookにてEC・美容業界、人材・消費財・飲料品メーカー・駆けつけ系サービスなどのWEB広告運用・フロント業務を2年間担当。
その後、ADKホールディングスに転職、ベトナムオフィスに駐在。
日系企業・外資系企業のフロント(営業)とWEB広告運用を中心にナショナルクライアントのプロジェクトマネジメント、チームマネジメントを担当。
月間の広告運用額は5万円〜1億円まで幅広く経験。ADKを退職し独立、Mirai Digitalを創業。
不正クリック(アドフラウド)とは?
不正クリック(アドフラウド)とは、WEB広告配信に関する詐欺行為のことを指します。
具体的には、広告主が広告費を支払い配信している広告に対して不正にクリックが行われて、広告主にとって望ましい成果に繋がらない、詐欺的な広告費用の消化がされているものを指します。
この不正クリック(アドフラウド)は、広告費用が無駄になるだけでなく、WEB広告運用の数値を歪めることで、企業の広告配信戦略に深刻な影響を与えます。
また、原因が分からず対応を後回しにしてしまうことで、悪意のあるクリックによって広告予算が消費されてしまっていた、という事態にもなりかねません。
今回の記事では、不正クリック(アドフラウド)の基本的な概念とその影響を解説し、具体的な対策として有効な不正クリック対策ツールを4つご紹介します。
不正クリックの原因は?
結論から申し上げると、不正クリックが発生してしまう原因は下記の2つになります。1つ目の「悪意のあるいと」「見込み顧客となる確率が低い」「悪意のあるクリック」であることから、事前に対策をしておきたいユーザーになります。
✔️悪意のある意図的な不正クリック
→自動で意図した広告をクリックさせるツールの利用や、サイトのインプレッション収益に繋がるような不正な方法でクリックを増やす行為。
✔️悪意がなく、偶然発生してしまった不正クリック
→悪意はないが、ユーザーが誤ってクリックしてしまったり、クリックできていないと思いダブルクリックをしてしまったり、とクリックが発生してしまうことがよくあります。
参考として、Googleの不正クリック対策(無効なクリックの定義)への見解をご紹介いたします。
■無効なクリックの定義について
→意図的な不正トラフィックや、誤クリック、重複クリックなど、ユーザーの純粋な興味によるものではない広告のクリックを指します。Google は無効なトラフィックから広告主様を守るため、複数の対策を施しています。
Google が無効と判断する可能性があるクリックには、次のようなものがあります。
・ダブルクリック時の 2 回目のクリックなど、広告主様にとって価値のない偶発的なクリック
・広告主様の費用や、広告を掲載するウェブサイトの所有者の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック
・自動クリックツールやロボットなどの不正なソフトウェアによるクリック
参考:https://support.google.com/google-ads/answer/42995
不正クリック(アドフラウド)に気づくためには?
実際に不正クリック(アドフラウド)の影響を受けているかどうかに気づくためには、配信している広告媒体上で定期的に数値をチェックする必要があります。
具体的には、下記の3つのポイントを中心にチェックしてみてください。
①普段よりもCTR(クリック率)が異常に高い
②普段よりもCPC(クリック単価)が異常に高い or 異常に低い
③クリック数は普段よりも多いが、CV(コンバージョン)に繋がっていない
重要な点は、「普段よりも」+「異常な数値」ということです。③の具体的な例として2つの事例をご紹介いたします。
■会員登録などの広告配信を行い、会員登録ページのインプレッションは非常に多いがフォームの入力・送信の数が異常に少ない場合
■ECの購入サイトの場合、購入注文のボタンのクリックは確認できたものの、クレジットカード情報が入力されていなかったり、後払いの未払いの数が増えている場合
これらの場合には、不正クリックが行われている可能性が高いため、専門家やこれから紹介する不正クリック対策ツールに登録してみてください。
ここからは、このような不正クリックを防ぐためのWEB広告ツールをここからは4つご紹介いたします。
X-log
\月10万PV以内のサイトであれば無料|X-log.ai/
サービス名 | X-log.ai/X-log.biz |
月額料金 | 無料プランもあり 有料プランは月額¥33,000~ |
無料期間 | 月10万PV以内のサイトに限り、無料 |
対応サービス | アドフラウド対策 不正クリック対策 |
最低契約期間 | なし |
対応プラットフォーム | Google広告(検索) Yahoo広告(検索) |
導入企業 | スタートアップから大手企業まで多数 |
開発国 | 日本 |
公式サイト | https://x-log.ai/ |
月に10万PV以内のサイトであれば無料で利用が可能なX-logのご紹介です。X-logの仕組みは3,000サイト以上の対策を行なったノウハウをアルゴリズム化し、搭載したサービスになります。
また、IP単位での不正状況を確認が可能です。IPの詳細を確認した後に、手動でGoogleの配信除外IPへ登録することができます。また、登録中のIPの確認や、除外解除など幅広い機能が実装されています。
■X-logの運営会社
会社名 | 株式会社日本クラウディア Japan Cloudia Inc. |
本社所在地 | 吹戸 尚之 |
代表 | 東京都千代田区九段南2-2-8 松岡九段ビル4F |
設立日 | 2012年 |
事業内容 | 情報サービス |
企業ホームページ | https://cloudia.co.jp/ |
X-logのプラン一覧
X-logにはプランが3つあり、無料版のX-log.ai・月額¥33,000プランのX-log.biz・月額¥66,000X-log.proがあり、それぞれ用途や月間のPV数によって上限が決まっています。
X-logの無料プランでまず試してみて、PV数が10万を超えそうな場合に有料版に変更することができるので、無料で始めてみたいという方にはおすすめです。
公式サイト:https://x-log.ai/
SPIDER AF
\見やすいUI|日本製の不正クリック対策ツール/
次にご紹介するのは、株式会社Spider Labsが運営しているSpider AFになります。
こちらは日本製の不正クリック対策ツールで、月額¥30,000から使用可能であり、リスティング広告以外にもSNS広告・アプリ広告など幅広く対応可能なツールになります。
サービス名 | SPIDER AF |
月額料金 | ¥30,000~ |
無料期間 | 1ヶ月無料トライアル |
対応サービス | ・アドフラウド対策 ・ブランドセーフティー対策 |
最低契約期間 | 記載なし |
対応プラットフォーム | Google広告(検索・ディスプレイ) Yahoo広告(検索・ディスプレイ) その他DSP広告 |
導入企業 | スタートアップから大手企業まで300社以上 |
開発国 | 日本 |
公式サイト | https://jp.spideraf.com/ |
具体的に節約できた広告費が管理画面に表示されることで、不正クリック対策・抑制ができていることをリアルタイムで確認できます。
導入企業一覧
Spider AFはスタートアップから大手企業まで300社以上が利用されています。不正対策クリックツールは、特に広告予算が大きければ大きいほど効果が発揮するため、広告予算が比較的大きい傾向にある大手企業さんが導入している傾向があります。
公式サイト:https://jp.spideraf.com/
Click GUARD
\アメリカ製|Facebook広告にも対応/
サービス名 | Click GUARD |
月額料金 | ¥10,000~ |
無料期間 | 7日間 |
対応サービス | ・アドフラウド対策 ・ブランドセーフティー対策 ・ボット対策 |
導入企業 | 外資系企業が中心に導入 |
開発国 | アメリカ |
公式サイト | https://www.clickguard.com/ |
Click GUARDには、ライトプラン・スタンダートプラン・プロプラン・(カスタムプラン)の3つのプランがあります。それぞれの価格帯とサービス内容は以下の通りです。
公式サイト:https://www.clickguard.com/
MOMENTUM
MOMENTUMはブランドセーフティー及び、不正クリック対策を可能にするWEBツールHYTRAを提供しています。
不正クリック対策ツールが有効な業界・規模感
不正クリック対策ツールを導入することで無駄なクリックやボットからの不正クリックを検知して、広告費用の節約に繋がるという前提で、中でもより効果的な業界と規模感をご紹介いたします。
業界
不正クリック対策ツールの導入がおすすめな業界は、緊急駆けつけ系サービスと呼ばれるリスティング広告をメインに配信する業態になります。
駆けつけ系サービスとは具体的にいうと「屋根修理」「不用品回収」「鍵開け」「外構工事」「リフォーム工事」などの業種業態のことを指します。
理由としては、これらの業態は検索広告枠の上位の枠を取ることが重要であり、CPC(クリック単価)を高めに設定し、より上位枠を狙っているため、無駄なクリックや嫌がらせクリックは広告予算に大きな影響を与えやすいことが挙げられます。
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規模感
不正クリック対策ツールの導入は、広告配信の規模感・予算感によって検討すべきタイミングがあります。
月の広告予算が200万円〜500万円のタイミングで不正クリック対策ツールを検討することがおすすめです。
広告予算が大きい場合、不正クリックや嫌がらせのクリックが発生する確率も高まるため、対策が必要になります。
まとめ
WEB広告運用のコストを無駄にしないためにも、今回ご紹介した不正クリック対策ツールの導入を検討をおすすめいたします。
特にWEB広告運用額が大きくなればなるほど、不正クリックの金額も大きくなる傾向にあるため導入することで広告費用対効果の改善も大きく図ることができます。
不正クリック対策に悩まれている方で、不正クリック対策ツールの導入をすべきか迷われている場合もぜひご相談お待ちしております。
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