【2024年最新版】ベトナムでWEB広告の始め方を徹底解説|ベトナムWEB広告運用の決定版
この記事では、【2024年最新版】ベトナムでWEB広告の始め方を徹底解説|ベトナムWEB広告運用の決定版として、ベトナムでのWEB広告の始め方を徹底解説いたします。
ベトナムにおけるWEBマーケティング・WEB広告市場は今後より一層広がることが推測されています。
この記事では、ベトナムでのWEB広告の始め方と注意点を具体的に解説していきます。
この記事の筆者
Yudai Murata
ベトナムにて大手日系企業・ナショナルクライアントのWEB広告運用案件を複数担当
青山学院大学卒業後、株式会社sizebookにてEC・美容業界、人材・消費財・飲料品メーカーなどのWEB広告運用・フロント業務を2年間担当。
その後、ADKホールディングスに転職、ベトナムオフィスに駐在。
日系企業・外資系企業のフロント(営業)とWEB広告運用を中心にナショナルクライアントのプロジェクトマネジメント、チームマネジメントを担当。
月間の広告運用額は5万円〜1億円まで幅広く経験。ADKを退職し独立、Mirai Digitalを創業。
最新のベトナム情報はこちら🇻🇳
ベトナムでのWEB広告とは
まず、前提としてWEB広告とはWEBサイト上やSNSのプラットフォーム上で、広告を配信することの総称を指します。
WEBサイトやSNS上のユーザー行動・興味関心・閲覧行動・年齢などでターゲティングを絞り、効率良く商品やサービスを表示させて、購入・利用まで繋げていく施策となります。
WEB広告の種類
次にWEB広告の種類をご紹介いたします。
WEB広告の種類は大きく分けて下記の8パターンに分けられます。これら以外にも細かく分けると、さらに多くのWEB広告の種類が存在します。
■リスティング広告(検索広告)
■ディスプレイ広告
■SNS広告
■純広告
■アフィリエイト広告
■リターゲティング広告
■ネイティブ広告
■動画広告
これらの広告の種類から、商材・サービスに最適なWEB広告を選定し、プラットフォームの選定・キャンペーン選定・入札戦略の設定の終了後にようやく広告配信がスタートになります。
あくまでWEB広告はWEBマーケティング手法の1つになります。より幅広いベトナムにおけるWEBマーケティングについての情報はこちらの記事をご参照ください。
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WEB広告の目的・役割
結論から申し上げると、WEB広告の目的と役割は下記になります。
WEB上で商品・サービスのブランド認知・潜在顧客獲得・リード獲得、購入までの販売促進を行うこと、これが最大の目的・役割になります。
商品やサービスの特徴を分析し、最適なターゲティング・オーディエンスに合わせて広告のチューニングを行いながら最終的なゴールは売上・利益最大化に繋げることが重要です。
ベトナムでのWEB広告の始め方
次に、ベトナムでのWEB広告の始め方について解説していきます。
WEB広告の配信スタートまでは、事前の競合調査や分析などの所要時間次第ですが、依頼から2,3週間〜1ヶ月で開始のスケジュール感で認識しておくと良いでしょう。
次にWEB広告の配信を開始する前に決定しておくべき事項を記載いたします。
目標数値・KPIの立て方
WEB広告を効率的に進めていくためには、週次・月次での具体的な目標数値とKPIを設定が必要になります。
具体的な目標数値から戦略に落とし込み、ターゲティングや予算を設定していくことで、より具体的なイメージが付くようになります。
また目標に対して、日々の進捗を追うためには、「成果の進捗が良いかどうか」を判断できるように数値を管理していく必要があります。
このように、表を見るだけで「現在の広告成果」を確認できるような仕組みを構築しておくことがおすすめです。
ターゲティング・オーディエンス設計
WEB広告運用を行う際には、ターゲティング・オーディエンスの設計を明確にしましょう。具体的には下記のようなターゲティングが可能です。
■年齢ターゲティング
└1歳単位、5〜10歳単位での年齢別でターゲティングが可能。
└また、男性・女性の性別単位でのターゲティングも可能。
★設定可能な媒体:Google・Facebook・TikTokその他
■興味関心ターゲティング
└スポーツ、IT、ビジネス、ファッション、ヘルスケア、旅行、演技、会計・税務に興味がある人、などの多種多様な興味関心ターゲティングが可能。
★設定可能な媒体:Google・Facebook・TikTokその他
■職業・役職ターゲティング
└Facebook広告やLinkedin広告では、職業・役職でターゲティングが可能です。
★設定可能な媒体:Linkedin・Facebook・TikTokその他
■行動ターゲティング
└Facebook広告では「旅行から帰ってきて1週間以内であると思われる人」「サッカーファンであると思われる人」「カナダに住んでいた人」「ベトナムに住んでいた人」などの行動に関するターゲティングが可能になります。
★設定可能な媒体:Facebookその他
■エリアターゲティング
└特定の国・地域、都道府県、市区町村や、指定した地域からの半径1~80kmまでの指定が可能。
★設定可能な媒体:Google・Facebook・TikTokその他
■KWターゲティング
└特定のキーワードを設定することで、そのキーワードを入力したユーザーに対して配信することができるターゲティングも可能。
■類似ユーザーターゲティング
└「自社の商品・サービスを購入した人」の類似ユーザーに配信するなど、購買意欲や興味関心の高いユーザーにアプローチが可能。
広告予算の設計
WEB広告では、広告予算を1円単位で設定することができます。
柔軟に広告予算を調整できるので、好きなタイミングで予算の増額や減額の調整が可能です。また配信を一時停止することも可能なため、年末年始やお盆休みなどの、長期休みに一時停止などの対応も可能です。
下記のような場合に、広告予算調整を行うことが多い傾向です。
■年末年始・大型連休で問い合わせの対応が難しい期間
■在庫不足や社内のリソースが不足しそうな時
このような場合にでも、即座に広告予算調整を実施できる点がWEB広告の良いところです。
また広告予算の設定では「日予算」「月予算」など、柔軟に状況に応じて使い分けることができます。
広告プラットフォームの選定
ベトナムにおけるWEB広告プラットフォーム(広告媒体)は、基本的には日本にある広告媒体と変わりはありません。
日本とベトナム共通のWEB広告媒体はGoogle・Facebook・X・Criteo・Taboolaなどになります。
ベトナム限定(東南アジアはあり)のWEB広告媒体は、Grab・Zaloになります。これらの媒体は日本のWEB広告代理店で扱っている企業はほとんどありません。仕様も英語またはベトナム語のため、運用の難易度も上がります。
■詳細記事:【2024年最新版】ベトナムのWEB広告媒体を徹底解説|Google・Facebook・Zaloの広告配信
広告クリエイティブのデザイン・作成
次に広告媒体に最適なクリエイティブ(バナー・動画)をデザイン・作成する必要があります。
WEB広告では、クリエイティブが鍵となり、クリエイティブによってクリック率(CTR)が大きく変わってきます。クリック率が高ければ高いほど、ランディングページにユーザーが流入するため、クリエイティブも定期的に改善が必要になります。
プラットフォームのキャンペーン設定
目標・KPI、広告予算、広告で使用するクリエイティブの作成後に、配信するプラットフォーム上でキャンペーン作成・設定を行います。
各広告媒体によって、利用できるキャンペーンタイプが異なるため、このあたりも含めた戦略設計が必要になってきます。
入札戦略について
次に、WEB広告運用で重要な入札戦略についてご紹介いたします。
入札戦略タイプ | 使用するシーン | 詳細 |
---|---|---|
クリック数の最大化 | ・運用初期にコンバージョンのデータを貯めるために利用 ・ランディングページへの流入数を最大化したい時 | クリック数最大化とは予算内で最大限のクリックを集めるような自動調整をしてくれる運用タイプになります。 |
コンバージョン数の最大化 | ||
コンバージョン値の最大化 | ||
目標インプレッションシェア |
WEB広告の運用方法
ここからは、広告配信スタート後にやるべきこと・注意すべき点についてご紹介いたします。WEB広告は、配信前の設計も重要ですが、配信中のPDCAがより重要になってきます。
配信中の設定内容としては、予算の管理・調整や、配信面やオーディエンス・入札コストの変更、入札戦略の見直し・KW調整、見出し・説明文の改善、検索語句の除外など多岐にわたります。
詳しく見ていきましょう。
広告運用成果を測定・チューニング
レポーティング
クリエイティブの精査
キーワード・オーディエンスの精査
見出し・説明文の精査・改善
現状の理解と改善施策出し・実行
WEB広告運用のメリット
ターゲティング・オーディエンスの選定・精度
広告費用対効果を常に可視化
柔軟に予算変更が可能
成果測定が容易
WEB広告の注意点
法律・規制、ガイドライン遵守
不正クリック対策
WEB広告運用をしていく中で、不正クリック対策も必要になってきます。特に広告予算が増えてきた際には検討したい対策になります。
不正クリック(アドフラウド)とは、WEB広告配信に関する詐欺行為のことを指します。
具体的には、広告主が広告費を支払い配信している広告に対して不正にクリックが行われて、広告主にとって望ましい成果に繋がらない、詐欺的な広告費用の消化がされているものを指します。
この不正クリック(アドフラウド)は、広告費用が無駄になるだけでなく、WEB広告運用の数値を歪めることで、企業の広告配信戦略に深刻な影響を与えます。
不正クリック対策についての詳細記事はこちらをご覧ください。
予算管理
広告媒体によって、予算管理方法が異なります。具体的には、日予算・月単位での予算を設定することができる広告媒体や、通算予算としてキャンペーン単位で設定することができるパターンもあります。
誇大広告について
WEB広告を運用していく中で、注意しておかなければならないのが誇大広告です。意図的に制作・訴求していない場合でも、誇大広告と捉えられてしまう場合があるため、入稿と配信前にはダブルチェックの体制や、事前に調査を行うことが必須になります。
WEB広告・マーケティングのご相談
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