【2024年最新版】ベトナムのFacebook広告の効果的な運用方法を徹底解説を解説

この記事では【2024年最新版】ベトナムのFacebook広告の効果的な運用方法を徹底解説していきます。

日本のインターネット広告市場も右肩上がりですが、ベトナムも同様に今後もインターネット市場が拡大していくことが予想されています

したがって、ベトナムのWEB広告市場も今後拡大していくはずです。

今回はWEB広告の中でも、特にベトナムでのFacebook広告(Meta広告)・Instagram広告に焦点を絞って解説していきます。

また、具体的に日本のFacebook広告運用との違いについても触れていきます。

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この記事の筆者

Yudai Murata

ベトナムにて大手日系企業・ナショナルクライアントのWEB広告運用案件を複数担当

青山学院大学卒業後、株式会社sizebookにてEC・美容業界、人材・消費財・飲料品メーカーなどのWEB広告運用・フロント業務を2年間担当。

その後、ADKホールディングスに転職、ベトナムオフィスに駐在。

日系企業・外資系企業のフロント(営業)とWEB広告運用を中心にナショナルクライアントのプロジェクトマネジメント、チームマネジメントを担当。
月間の広告運用額は5万円〜1億円まで幅広く経験。

ADKを退職し独立、Mirai Digitalを創業。


最新のベトナム情報はこちら🇻🇳

①ベトナムの街中の様子
②ベトナムの最新広告の状況
③ベトナムのトレンド

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【2024年最新版】ベトナムにおけるFacebookの徹底分析
引用:https://datareportal.com/reports/digital-2024-vietnam

今回のベトナムにおけるFacebook市場を分析するにあたり、We are social・Meltwater社のレポートを参考にベトナム市場のFacebook広告の動向と今後の展開について解説していきます。


WEB広告は、「検索広告」・「ディスプレイ広告」「動画広告」の大きく3つに分類することができます。

日本におけるディスプレイ広告といえば、GDN広告(Google Display Network広告)・Facebook広告・YDA(Yahooのディスプレイ広告)の3つが主流になります。

ベトナムでディスプレイ広告と言えば、Facebook広告が主流であることが最大の特徴(違い)になります。

ここからは、ベトナムのFacebookの状況、ベトナムのFacebook広告運用のトレンド・Facebookアカウント運用について解説していきます。

こちらのデータは2024年のベトナムにおけるFacebookの主要10項目についてのデータを記載したものとなります。(スライドの2枚目は日本のFaebookデータ)

上のデータから一部抜粋して日本とベトナムの比較を下記にまとめてみました。

ベトナム🇻🇳日本🇯🇵
Facebook広告の全リーチ数7200万1500万
全人口に対するFacebook広告のリーチ率73%12%
インターネット全利用者に対する
Facebook広告のリーチ率
92%15%
Facebook広告のリーチ数増減率(YoY)+9.8%+4.7%
比率(男性:女性)49%:51%55%:45%

まず、最大の特徴はベトナムのFacebook広告の全リーチ数が7200万と日本の約5倍のリーチ数であることです。

また、ベトナムの全人口(1億人)に対して73%のリーチ率から、7000万人以上がFacebookを利用していることが推測できます。

これに対して、日本におけるFacebook利用者は約1300万人と非常に少ないことが分かります。

ベトナムにおけるFacebook広告のポテンシャルは非常に高く、今後もさらに利用者が増えることが予想されているため、ベトナムにおけるWEB広告であればFacebook広告は外せないプラットフォームになるでしょう。

ベトナム人気プラットフォーム1位はFacebook

こちらが実際に、ベトナムの(SNSアクティブユーザー)16歳から64歳までに《好きなプラットフォーム》を聞いた結果のデータになります。

ランキングプラットフォーム(支持率)
1位Facebook(31.6%)
2位TikTok(24.1%)
3位Zalo(23.1%)
4位Facebook Messenger(9.0%)
5位Instagram(3.5%)

好きなプラットフォーム1位がFacebookであり、31%のSNSアクティブユーザーからトップで支持されているプラットフォームになります。

実際にベトナムで生活している中で、カフェや公共交通機関でFacebookを閲覧している人を見かける場面に遭遇することは多くあります。

ベトナムでのWEBマーケティング・WEB広告運用を行う際には、人気1位のFacebook広告は商品やサービスの接触回数を増やし、効率的にマーケティングを行うことができるプラットフォームになります。

日本とベトナムでのFacebookの違い

ここからは日本とベトナムのFacebook・facebook利用ユーザーの異なる点を3つご紹介いたします。

Facebook上におけるユーザーの動きやFacebookを利用する目的や滞在時間なども、日本のFacebookユーザーと比較すると大きく異なります。

こちらのデータは、ベトナムの16歳〜64歳のインターネット利用者に対して、普段利用するSNSプラットフォームのランキング調査を行った結果になります。

このデータから分かることは日本とベトナムのSNS媒体別の利用状況が大きく異なるということです。下記が上のデータをまとめた表になります。

ベトナム🇻🇳日本🇯🇵
1位Facebook(89%)LINE(83%)
2位Zalo(88%)X(Twitter)(55%)
3位TikTok(77%)Instagram(52%)
4位Facebook Messenger(76%)Facebook(24%)
5位Instagram(47%)TikTok(22%)

ベトナムのSNSプラットフォームで1番利用されているのはFacebookに対して、日本は1位がLINEであることからSNSの利用目的が大きく異なることが予想できます。

Faacebookは主にフィード面と呼ばれる「投稿ページ」にて、友人やフォローしているFacebookページの投稿が流れることが最大の特徴になります。

一方で、日本で利用率1位のLINEはチャットメッセージツールであり、友人や家族とのコミュニケーションで利用することがほとんどです。

X(Twitter)で情報を得ているユーザーが多い日本ですが、ベトナムにおいてはこの情報取得という観点ではFacebookが代わりのプラットフォームになっていることを押さえておきましょう。

Facebook上のユーザー滞在時間

次にFacebookプラットフォームにおける平均滞在時間についてご紹介です。

Facebookアクセス時の平均滞在時間は、16分57秒という結果になります。

日本におけるFacebookの立ち位置は、定期的に(1年に1回、または数年に1回)現状の報告やキャリアなどの”定期的な現状を報告する”目的で利用するユーザーが多いことに対して、ベトナムを含む東南アジア全体では、Facebookを日常的に利用・閲覧し、滞在時間が長いことが特徴です。

この”滞在時間が長いこと”はWEB広告を行う上で重要な要素であり、ユーザーに訴求できる時間が長いというメリットがあります。

ベトナム🇻🇳日本🇯🇵
滞在時間16分57秒9分1秒
日本の引用元:「スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2021」-PR TIMES

次に各種SNSの利用時間をベトナムと日本で比較していきます。上のデータを下記の表にまとめています。

1ヶ月あたりの平均利用時間

ベトナム🇻🇳日本🇯🇵
1位TikTok(41時間14分)YouTube(33時間42分)
2位Facebook(28時間21分)TikTok(31時間6分)
3位YouTube(26時間26分)LINE(11時間16分)
4位Whats App(6時間31分)X(8時間19分)
5位Facebook Messenger
(5時間50分)
Instagram(7時間54分)

2023年からのショート動画の流行トレンドが反映している結果となっています。

ベトナムの1位、日本の2位にはTikTokがランクイン。ショート動画(縦型動画)プラットフォームでは、1動画あたりの滞在時間が横型動画のプラットフォームよりも短い傾向にあります。

そして最大の注目ポイントは、ベトナムの2位にFacebookがランクインしていることです。日本の使用時間1位のYouTubeとほぼ同じ時間をFacebook利用していることから、ベトナムのFacebook人気が伺えます。

日本とベトナムのFacebook広告運用の違い

ここからは日本とベトナムのFacebook広告運用の違いをご紹介いたします。ユーザーの挙動や事前に対策が必須な箇所があるため、ベトナムの広告運用を始める前に知っておきたいことをご紹介いたします。

下記の3点をご紹介いたします。

  1. Facebookページコンテンツの充実は必須
  2. Facebookページのコンテンツ内のコメントをチェック
  3. メッセージボックスも常にチェック

それぞれ、詳しく見ていきます。

まず、1つ目はFacebookページのコンテンツを充実させる必要があるということです。この点は日本の広告代理店では対策されていない施策のため、日本の広告代理店では対応が難しい箇所です。

前提として、Facebook広告運用を行うためにはFacebookページを作成する必要があり、そのfacebookページには画像・動画・記事などを投稿することができます。

=弊社もFacebookページを定期的に更新しています=
Mirai DigitalのFacebookページを見る→


ベトナムではこのように定期的にFacebookページに投稿することが必須の対策であり、ユーザーからの信用度を高める施策になります。

日本におけるFacebook広告運用では、対策を行わない部分ですが、ベトナムでは対策する必要があります。ユーザーがページを訪れた際に、運営していることをしっかりと伝えられることもメリットです。

ベトナムのFacebookユーザーはFacebookページによく訪れます。企業の公式サイトを見ている感覚と近いと推測できます。ランディングページの改善(LPO)をするように、Facebookページ更新を行いながら最新の状況にアップデートしておく必要があります。

ベトナムの広告代理店では、これらの施策をFanpage Management(ファンページマネージメント)と呼ばれることが多いです。

この施策に工数とご予算をかけていただくことは、ベトナムのFacebook広告で勝つためには必要な施策になります。

②Facebookページのコンテンツ内のコメントをチェック

2つ目は、Facebookページのコンテンツ内のコメントのチェックも必須になります。①のコンテンツの充実と少し重複する点もありますが、投稿ページは要チェックです。

日本では、ほとんど見ることが少ない箇所ですが、ベトナムのFacebook広告ではチャンスこのコメント欄チャンスがあります。

具体的にはHONDA Vietnamさんのページを参考にご紹介いたします。

このように、日本ではあまり見られない光景ですが、実際に購入・検討をしてくれる潜在・顕在層のユーザーが多くコメント欄にいるので対策・対応が必要です。

③メッセージボックスも常にチェック

Facebookページからメッセージを送信することも可能なため、Facebookページのメッセージボックスも定期的にチェックすることが重要です。

問い合わせや質問を気軽に行うことがベトナムのユーザー特性であり、この点を踏まえると問い合わせの動線を広告配信LP内に設置することも有効な施策となります。

定期的にメッセージボックス内をチェックをすることで、コンバージョンの積み上げを行っていきましょう。

ベトナムのFacebookクリエイティブの特徴

ここからはベトナムのFacebook広告のクリエイティブの特徴を具体的な広告バナーと併せて分析していきます。

前提として、Facebook広告(ディスプレイ広告)では新しいバナーを定期的に作成し、広告配信を行いながらクリック率の改善やコンバージョンに繋がったかどうかを確認し続けることが重要になります。

また、配信のターゲティング設定も重要な設定であり、お問い合わせや購入に繋がりやすい層への広告配信設定が重要になります。

これらは日本でもベトナムを含む海外におけるWEB広告でも同様の1つのセオリーになります。


次に「日本」と「ベトナム」のFacebook広告のクリエイティブの特徴を3つご紹介します。

  1. ポップなクリエイティブが多い
  2. イラスト調とリアルの融合
  3. 斬新な構図

こちらは、ベトナムのLCCキャリアベトジェットのInstagramストーリー広告です。広告の内容は「ホーチミン」から「ブリズベン」「シドニー」「メルボルン」などオーストラリア便への予約促進のクリエイティブになります。

バナー内の画像のテキストがポップなフォントであり、日本のInstagram広告とはクリエイティブ全体的なトンマナが異なっています。

メインテキスト「Ưu Đãi Mê Say」は日本語に直訳すると「魅力的なプロモーション(はいかがでしょうか)」となります。

update soon

update soon

ここからは具体的に広告配信をされているクリエイティブを見ていきます。

(左側:ベトナム語・右側:日本語訳)

ベトナムのLCC航空会社Vietjetさんのストーリー広告が回っているのでご紹介です。ストーリーサイズの広告配信をするための推奨画像サイズは1080×1920サイズですが、上のサイズは1080×1080サイズとなっているようです。

もちろん1080×1080サイズでも配信自体に問題はないですが、上下の余白を十分に使うためには1080×1920の方が効率が良いという観点では改善が見込めるはずです。

クリエイティブのテーマとしては「パースでやるべきこと5選」といったテーマのバナー構成になっています。

Instagram広告はユーザーとの1回あたりの接触時間が少ないため(約1~3秒)見やすいロゴ印象に残るクリエイティブが必要になります。(多くのユーザーは広告をスキップする傾向があります)

この観点でクリエイティブを見ると「vietjetのロゴがもう少し大きい方が印象に残りやすい」可能性が高いです。

広告主Vietjet
配信媒体Facebook・Instagram
配信面Instagramストーリー面
バナーサイズ1080×1080
配信額不明
配信期間2024年6月前後
今回ご紹介したFacebook広告の概要

次はANAさんのFacebook広告をご紹介です。ANAはホーチミンと羽田空港・成田空港を中心に日本国内の複数空港と就航を結んでいます。

今回のクリエイティブは「ベトナム・ホーチミン」から「日本」への便の予約を目的としたInstagramのフィード面への広告のようです。

バナー内のテキストは全て日本語であることから、ターゲットはベトナム在住の日本人向けです。

バナーサイズは1080×1080pxで、CTAボタン(アクションを促すボタン)の設定は「予約する」の設定でした。このCTAボタンの名称も管理画面上で選択することが可能です。

広告主ANA
配信媒体Facebook・Instagram
配信面Instagramフィード面
バナーサイズ1080×1080
配信額不明
配信期間2024年6月前後
今回ご紹介したFacebook広告の概要

(左側:ベトナム語・右側:日本語訳)

次はVietnam AirlinesさんのInstagram広告をご紹介です。Vietnam Airlinesはベトナムのナショナルフラッグキャリアになります。

広告主Vietnam Airlines
配信媒体Facebook・Instagram
配信面Instagramストーリー面
バナーサイズ1080×1080
配信額不明
配信期間2024年6月前後
今回ご紹介したFacebook広告の概要

最後に弊社の《Facebook広告運用》と《Facebookアカウント運用》の料金体系をご紹介いたします。料金体系は下記の通りです。

Facebook広告広告費用の20%
Facebookアカウント運用月額 300USD

アカウントの初期設定費用は無料、広告文などもMiraiからご提案させていただきます。WEB広告運用を行う際にはLP(ランディングページ)が必要なので、LP制作も一気通貫して対応可能です。

ボリューム感・機能面次第ですが、500USD~2000USDの価格帯でお見積させていただきます。

まとめ

ベトナムのFacebook広告運用について概略とベトナムのFacebookの特徴をまとめてみました。

ベトナムでのWEBマーケティング・WEB広告を始めるのであれば、Facebookは候補の1つになります。認知度施策であれば、まずはFacebook広告から始めてみましょう。

Facebookアカウント運用・広告運用はMirai Digitalにご相談

ここまでベトナムと日本のFacebookの違いを分析してきました。

結論として、ベトナムでのFacebook広告運用は、日本におけるFacebook広告運用とは完全に異なるため、ベトナムにおけるユーザー理解・広告運用スキル・経験のある広告代理店へ依頼することがおすすめです。

Facebookアカウント運用診断・ご提案は無料で実施しております。お気軽にご相談ください。

Mirai DigitalはベトナムにおけるWEB広告運用・WEBマーケティング・SNS運用などWEB領域において幅広く対応可能です。日本国内でのWEB広告運用もご相談お待ちしております。

下のお問い合わせフォームまたはメール(mirai.vista23@gmail.com)からご相談お待ちしております。

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